先天性アウトプッター

備忘録及び雑記

2019年2月28日から放置、リアル奮闘記をメインに日々の備忘録として2021年9月25日に復活。2023年2月28日に終了。過去ログはhttp://miuticknine.blog.jp/参照。今後はhttps://note.com/miucherry/にて更新(2023.2.28現在)

リアル奮闘記.05

いよいよ母の精密検査に付き添うために半年ぶりに再会する日。

よりによって台風16号が関東に接近するタイミングで、朝から大雨。交通機関の遅延もさることながら、初めて行くところなので早めに出発。

午前10時。仕事の都合でたまたま休みが取れた夫と共に、茨城へ。

病院直行するため、初めてつくばエクスプレスに乗り込む。常磐線ならボックスシートもあるので、だいたいそこで昼食をとるのだが、乗り込んだTXはロングシートしか見当たらず、人のいない端の席で黙々と昼食をとる。

 

午後1時過ぎ。病院到着。

ケアマネOさんに連絡したら、向かっている途中だということで、夫と喫煙所で一服。その間に到着したらしく、正面玄関に車椅子に乗った母の姿があった。声をかけると、しっかりと受け答えができ、娘のことも忘れていない。思ったより元気だ。

そして、問題発生

入口の体温計測では問題なかったが、診察前に人数分渡された体温計で計ったら、自分だけ37.7℃持病のせいで体温調整が効かず、普段でも微熱で安定しているが、ここで持病の説明したところですんなり受け入れるはずもない。

自分だけ診察室には立ち入り禁止と言われ、母と夫しか診察室に入れないとなると、母の状態を説明するのは夫に任せることになる。待合室で、母の状態を夫に説明しているうちに、今度は全員PCR検査を受けるよう言われる。その時の体温は37.5℃。病院側としてもイレギュラーのことなのか、手続きに時間がかかり、何度もお待ちくださいと説明された。結局、2時間近く待たされ、その時の体温は37℃。コロナや感染症だと、こんなに体温の変動はないと判断され、PCR検査なしで全員診察室へ入れることになった。

午後4時近く。

さすがに待ちくたびれたのか、母がイライラしてきた。早く帰りたがっている。

ようやく診察室に入ると、ハキハキとした早口の神経科医がテキパキと問診を進める。今まで何人もの医者と関わってきたが、この感じは、かつて自分の担当医だった都内でも有名な大学病院の元院長と同じだ。いわゆる名医のオーラ。次々に飛び出す言葉と、瞬時の診断力がそれを物語ってる。物凄い知識量と推察力だ。

 

ここでザッと母の症歴をまとめると、6年前に都立病院にてアルツハイマー認知症と診断。翌年、都内大学病院にて脳血管性パーキンソン症候群と診断。3年前に在宅介護からサ高住へ。介護者としての自分の方が心身共に支障をきたしてのドクターストップによるもの。最初のサ高住で母がヤンチャすぎて手に余る状態でやんわりと退所を促され、次のサ高住に移転するも、元々希望していたグループホームから空きの連絡が来て、そこに移転して今に至る。サ高住よりも今のグループホームが合ってるのか、明るく元気で落ち着いて過ごしていた。

 

神経科医の診察で、手の動きをチェックしたところ、アルツハイマー認知症とは思えないほど反応も良くキチンと出来ているという。

立ち上がりもしっかりしているし、歩行もできる。ただ、歩行に関しては、確かにパーキンソン症状と思われる症状もある。

身体的にはそれほど問題ないように思えたが、日付や言葉、計算など認識力、記憶力は極めて低い。

そんな時に、神経科医が「こんな症状はないですか?」と言ってきた内容に思い当たることが多く、どうやら前頭葉や側頭葉の脳障害アルツハイマーによる脳萎縮との複合的な症状ではないかと指摘された。

 

とりあえず、次回はMRI診断のため、また病院へ行く。母にも会える。

 

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