先天性アウトプッター

備忘録及び雑記

2019年2月28日から放置、リアル奮闘記をメインに日々の備忘録として2021年9月25日に復活。2023年2月28日に終了。過去ログはhttp://miuticknine.blog.jp/参照。今後はhttps://note.com/miucherry/にて更新(2023.2.28現在)

理想と現実のこと〜わたしの葛藤

理想や夢は描いて終わりではなく、

叶えてこそ道は開けると思っていた、みうです。

 

 

これが私のポリシーだったし、

そういう生き方をしてきました。

 

理想や夢を実現させてきた

実績と自信があるから

余計にこのポリシーや生き方を

曲げなかったんです。

 

40年間も。

 

 

葛藤のこと

 

でも、50歳を目前にして

理想はあくまでも理想であって

夢は夢であると思い知りました。

 

一番は父の逝去に関わることで、

その後、連続して起こった人生の岐路で

実感しました。

 

今、一番葛藤しているのは、

母の介護に関わることと、自分の仕事について。

 

介護のこと

 

母の介護を始めてから

今年で5年目。

 

当初から母が天命をまっとうするまで

在宅介護を貫きたいと思っていました。

 

その思いは今でもあるけど、

もう在宅介護の限界です。

 

今週末、母は住宅型有料老人ホームに入所します。

 

正直、決定した今でも母が嫌がったら

入所を断ってもいいとさえ思っています。

でも、現実問題として、

もう私の心身は、たとえ家族であっても

誰かのお世話をすることができないほどに

病んでしまいました。

 

主治医やカウンセラーからも

もう貴方は介護できる状態ではない」と

いわゆるドクターストップがかかりました。

 

いくら私が在宅介護を望んでも、

できないものを命を削ってまで

無理矢理やるというのは正しいとは言えないし、

悪く言えば、愚かなことだと思います。

 

これで母より私が先に死んだら

それこそ最大の親不孝だし、誰も幸せになんかならない。

私が望んでやったことが

誰も望まない結末になるのだとしたら、

やってはいけないのです。

 

どんなに私が泣いて叫んで

心が引き裂かれるような思いをしても

やりたいことだからって

それをやってはいけないこともある。

 

初志貫徹でありたかっただけに

残念だし、無念という他ありません。

 

仕事のこと

 

この歳になると、

仕事がある、仕事ができるというだけで

ありがたいと思います。

 

10代の頃に「働く喜び」を知ってしまい、

それからワーカホリックまっしぐら。

働きすぎて難病になって、

その後10年間働けなくなりました。

その反動で余計に働く喜びを実感して、

しっかり社畜へと育ちました。

 

我ながら恵まれすぎて怖いとさえ思うのは、

こんな自分の復職を待っていてくれている人が

いるということ。約束は今年4月。

 

昨年の夏の終わりから

母を入所させる覚悟をするために

悩んで苦しんでいたのと同時に、

復職をどうしようかと悩み続けてきました。

 

本音としては約束通り復職して

在宅介護から解放された分、バリバリ仕事したい。

もうバリバリ仕事できる期間も残り僅かだろう、と。

復職するなら雇用契約を結ぶことになっているし、

雇用で働けるのはおそらくあと10年もないでしょう。

今のうちに働けるだけ働きたい。

 

でも。

 

在宅介護からは解放されても、

介護は終わりではありません。

 

介護の形態が変わるだけで

むしろ認知症の対応に関しては

これからが勝負になるでしょう。

 

だから、私は

介護の意識、モチベーションを下げたくないんです。

月1~3回は面会に行きたいとも思っています。

 

つまり、私の生活から

介護がなくなるわけではありません。

 

母が亡くなったら、

両親を失って介護が終わりかというと

そうではないと思います。

 

その後、夫ちゃんの両親の介護問題が

出てくるでしょう。

夫ちゃんにはお姉さんがいるけど、

誰が「主なる介護人」となるか全くわかりません。

私がならないとしても「介護経験者」として

色々携わらねばならないことは明白。

 

仕事をバリバリしながら

介護しながら家事しながら闘病する?

 

介護の比重が軽くなった分、

確かに仕事はできるでしょう。

でも、私が望むようなバリバリ感で

仕事はできないと思われます。

復職先の職種は社畜体質でないと務まりません。

私は社畜体質なので復職は願ってもないことだけど、

他のことと両立できるのか?というと、

正直「NOと言わざるを得ません。

 

それは5年前に

介護と仕事と家事と闘病をスタートさせて

努力した結果、どれも失いかねるまで

ボロボロになってしまった。

認めたくないけど、

私に両立は無理と判断するしかありません。

 

じゃ、どこにプライオリティーを置くか?というと、

本音は「仕事」と言いたいところだけど、

様々な要素を考慮した結果「闘病」と言わざるを得ないでしょう。

 

そもそも自分を立て直すところから始めないと、

それこそ、この先の未来は明るくなりません。

 

病と闘うためには、自分と向き合うためには、

望んでない母の入所を覚悟しなくてはいけなかったし、

やりたい仕事を諦めなくてはいけない。

※記事を書いた時点(1月25日)での話。その後、面談して解決済み→「使命のこと」(執筆中)へと続く

 

これが今の私の理想と現実。

 

今までが理想通り行ったような気がします。

やっと様々なことが見えてきて

理解できるようになった現実。

 

その狭間でどう生きるか。

 

先月27日は、母、80歳の誕生日。

 

現実は全然おめでたくないけど、

ここまで生きてきた母の人生を祝うために

「おめでとう」って心を込めて言いました。

 

不安のこと

 

母と同じ歳になる頃、

 

私は生きているだろうか。

元気でいるだろうか。

これを読めているだろうか。

 

今、思い描く理想が

どれだけ現実になっているだろうか。